通夜の基礎知識ガイドDiary

急な依頼にも慌てない知識を持っておこう

2017年08月22日
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通夜や告別式のあとには会食の場が設けられることが多く、始めるにあたって献杯の音頭を取る人を決める場合があります。喪主は挨拶を行いますが、献杯は喪主とは別な人が行うことが多く、親族の中でこの人がいつも行うと決まっている場合もあります。

一方で身内の葬儀は初めてで、何もかも知らないことだらけという場合には、葬儀社の人から言われて右往左往ということも大いにあり得ます。そのため、音頭をお願いしますと言われたものの、そのマナーをよく知らないというケースも多く、かといって知らないともいえず困ることになってしまいます。

そうならないよう、事前にそうした立場になりそうだという人は知識として知っておく必要があると言えるでしょう。まず、乾杯と違うところは、杯を故人に捧げて敬意を表す意味で行うことですので、音頭を取る前にやるべきことが沢山あります。

献杯がおこなわれるまでは食事には手を付けてはいけないため、全員が席に着いてからしか、食べ始めることはできません。全員がそろったところでお位牌の前にお酒の入った杯を置き、喪主の挨拶、音頭を取る人の挨拶と続きます。

乾杯と違って杯を近くの人と打ち合わすことはせず、唱和も静かに行い、飲み終えたあとの拍手もしないようにします。故人を偲ぶための挨拶ですので、お悔やみの言葉や故人を偲ぶ文言を選び、1分程度の短い時間にまとめて挨拶をすることなどが、慌てないためにも知っておきたいマナーです。

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